マニア

マニア

マニアフェスタへ行った。
ものすごく好きなものがあって、そのことを語っている人というのは楽しそうで、幸福そうだなぁと思う。辞められない中毒みたいなもので時間と場所を無限にとり、家族は実は困っている、ような人もいるかも知れないが。いや多分結構いるな。

「万象に天意を覚えるものは幸せなり」という言葉がある。岩淵水門を設計・建築した青山士という人の言葉で、どこかでたまたま石碑を見て知った。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B1%B1%E5%A3%AB

彼はクリスチャンだったそうなので、キリスト教的な意味合いが強い言葉だけど、神と言わず天意としているところにセンスが有るなぁと思う。尚彼の偉業により隅田川下流を転々としている僕の住居は今の所洪水に見舞われたことがない。リスペクト。

さて、なにかのマニアに気づけばなっていたとして、それが「天意だ」なんて思う人はどれくらいいるんだろうか。そういうのは後からほのぼの思うもの、なのかもしれないけれど。趣味を通じて世界が広がったりするのだろうし、案外、人や後世の何かの役に立つかもしれないし、それが人生を形作るのだとしたらそういうのは天意と思えたり思えなかったりするんだろう。

人には言えない、言えないどころか迷惑をかけるような趣味や嗜好に嵌っちゃって逃れられない人はどうなんだろう。(全裸になるのとか盗撮とかやめられないのだろう人のニュースを見るたび、そういうのに比べると、申し訳ないが人生イージーモードだなと僕は思う)基本、公共の福祉に反することはやめろとしか言いようがない。天意の問題に踏み込むには、そういう沼に片足突っ込んでみて我が身の問題にしてみないと解らないような気がする。もしどこかで不幸にもそうなったら誰か、どうすか、天意感じますか?とリマインドしてほしい。